芥川賞 [本]
今年の芥川賞受賞者の一人が、「不機嫌」とか「石原慎太郎と舌戦」というような切り口で、マスコミが取り上げていて、見ていて嫌になる。
会見の様子をニュースでみたが、たしかに不機嫌そうだし、石原慎太郎の講評に対して揶揄するようなことを発言しているが、その発言で、周りで取材している記者を笑わせている。で、これをマスコミは「すわ石原慎太郎と戦争か」みたいに、石原慎太郎の反応を見に行くわけだが、石原慎太郎は、笑って「いいじゃない、皮肉っぽくて。」と答えている。この辺、さすがに、石原慎太郎はマスコミほど低俗でも頭も悪くないということで、芥川賞の選考委員を「刺激がない」と言って辞めるというのも、この年になっても、それでも小説家としては、この人は刺激が欲しいのだとしたら、小説家の魂は衰えていないのだろう。
政治家としての石原慎太郎は大嫌いだが、マスコミが石原慎太郎に受賞者のコメントを告げ口に言って、その低俗な期待に石原慎太郎が応えてやらなかったというのは、痛快だった。
パタゴニア [買い物]
アウトドアウェアのパタゴニアから、時々カタログが送られてくる。薄いもので、当初は封筒(再利用せよとのメッセージ入り)に入っていたが、最近エコを極めたらしく、カタログそのものにシールが貼られて送られてくる。そして、このカタログ、商品の紹介もあるのだが、サーフィンや登山、加えて環境保護についての読み物ページ(思いっきり翻訳調)も多い。余り読まないのだが、「環境に関心の高い知的な私たち」臭が強くて、まあ、簡単に言ってしまうと鼻につく。漢字で書くと、独善的。
この人たちって、本当は捕鯨に反対なんだろうなあ、というのは容易に想像がつく。さすがに日本語版のカタログには捕鯨反対の記事は掲載しないのだろう、と思っていた。そうしたら、最近、このパタゴニアというアメリカの会社は、シーシェパードに資金援助をしていたことを知った。私は、捕鯨が野蛮だとは思わないし、むしろ暴力を行使するシーシェパードの方がよほど野蛮だと思う。ああいう西洋人の狭隘な価値観には反感を覚える。
そして、このパタゴニアという会社、アメリカの倍くらいの価格で日本では商品を売っているのである。日本人からそうやって収益挙げて、それをシーシェパードに回す訳だ。今までかなり買ってきていたのだが、パタゴニア商品は買うのを止めることにした。「シーシェパードを支援するな」とパタゴニアに要請している日本人消費者もいるらしいのだが、それは企業の自由だから、私は勝手にすれば良いと思う。ただ、私は買わない。
こんにゃく屋漂流記 星野博美 [本]
こんにゃく屋という屋号の由来を求めて、一族のルーツを探すというノンフィクション。元々房総の漁師の家だが、先祖は和歌山から来たと伝えられているので、最終的に和歌山までは行く。ルーツ探しというよりは、近現代の家族史を描いたような作品だ。
しかし、長い。ムダに長い。立派な単行本なのだが、この半分の量にコンパクトにまとめれば、もう少し締まったのではないかと思う。冗長さに耐えられなくなって、最後の方はとばし読みした。あまりにどうでもよいことに、意味を無理矢理見つけて、ふくらませすぎている。長いのに疲れてしまって、中身がおもしろかったのかどうかも、評価のしようがない。日経の書評で見つけたと思うのだが、書評を当てにしすぎてはいけないと反省。
ゾラン・ジフコヴィッチの不思議な物語 ゾラン・ジフコヴィッチ [本]
ペーパーバックみたいなソフトカバーの本で、弱小な出版社がほそぼそ売ってます、というマイナー感が強烈な装丁。
作者はユーゴスラビアの作家で、内容は幻想小説風。いくつかの短編が入っているのだが、最初の、駅近くの喫茶店で「物語のお茶」を注文した女性の話が比較的面白い。劇中劇の作りになっていて、中で語られる「物語」も面白そうなのではあるが、なんだか、急ぎ過ぎ感がある。もう少し、ゆっくりじっくり掘り下げて、その物語を聞かせてくれたら、もっと楽しいんじゃないか、と思ってしまう。だから、これらは短編にしないで、もっと引き延ばして長く深く書いてみたら、面白いのではないだろうか。
実質汚染放射線量という考え [伊豆]
静岡大学の火山学者の小山教授のHPに伊豆の放射線量についての、詳しい考察があった。
私が最も気になるのは、もともと、伊豆半島の自然放射線量は極めて低く、全国最低レベルだということだ。上の考察の中に、静岡茶と足柄茶の汚染を比較して、空間線量は足柄の方が低いものの、自然放射線の影響を考えると、足柄の汚染の方が重大だったのでは、という記述があった。
この論理を敷延すると、放射線を実測値で計算しても、自然放射線の影響を差し引かなければ、 原発事故の影響による汚染度は測れない、と言うことになる。仮に実測値0.04マイクログレイ/時の伊豆半島南部の自然放射線を0.01マイクログレイ/時としよう。で、東京で実測値0.07の場所の自然放射線が0.05だったら、伊豆半島南部の方が「汚染されている」ということにならないか?外部被曝が危険かどうかという観点からは実測値に意味はあるのだろうけれど、農産物からの内部被曝を考えるのであれば、実測値から自然放射線の影響を差し引いた、実質「汚染」放射線量も考えなければならないのではないか。そうだとすると、空間放射線量はたいしたことはないのに、熱海市や伊東市の土壌に含まれるセシウム量が東京よりも大きいのも、そのためなのだろう。
簡単にできそうなんだけど、誰か実質汚染放射線量マップ、作ってくれないかな。それで、ちゃんと土壌や農産物の検査をしてくれれば、安心して暮らせるのに。
【修正2011.11.16】
文部科学省の文章を良く読んだら、モニタリング結果は、「天然核種による空間線量率の平均値を除」くという「減衰補正」が既になされているらしい。だから、モニタリング結果は、既に「実質」汚染度を示している、ということらしい。そうだとすると、やはり腑に落ちない。土壌検査の結果と一致しない。
放射線航空機モニタリング結果 [伊豆]
静岡県は、先月初めにとっくに終わっていたはずのモニタリングの結果がようやく発表された。
伊豆は何ともないことになっているが、空間放射線は良いとして、土壌については信用できない。東側と伊豆中央部は怪しいはずだ。まあ、航空機の調査にそこまで期待するのもどうかと思うので、私は熱海市と伊東市が発表してしまった高濃度のセシウム汚染を疑って、しばらくは野菜を食べないことにする。
今週買ってみた四国の直売所の野菜は結構良かった。直売所価格プラス手数料数百円プラス送料みたいな感じ。クール便だと送料は1000円近いので安くはないが、仕方がない。
おもちゃ [買い物]
こんな本を買ってしまい、結局私はこのカメラを買うことになるのだろうと思ってた。持ってもいないのに、この本を買って、「買うかどうか検討する」という理由もあるものの、基本肯定的な情報しか載っていないはずなので「買うための背中を押してもらう。」気持ちが強かった。
ところが、ひととおりこの本をめくって分かったことがある。当たり前だが、良い写真を撮りたければ、大きなカメラが必要だということ。一眼レフ(レフじゃなくても)カメラレベルの画質を、小さくて軽いカメラで、というのは無理のある話だったらしい。だから、このカメラはその点、そこそこの妥協点を見いだしているのだろうが、言い換えれば、中途半端なのかも知れない。かといって、大きな一眼カメラを買ったって、結局持ち運びが楽で、すぐにシャッターを押せるコンパクトカメラに回帰するのは分かっているのだ。(大昔に、オリンパスの大きな一眼レフカメラを持っていた。)
でも、このQ、見た目は凄く格好良い。ボディの皮を張り替えた写真が載っているが、非常に美しい。おもちゃとしては、とても欲しい。
金は強し [あれこれ]
仕事場の机の引出から、「金」が出てきた。
先日、使わない金製品を売りにいった時、幾ら探してもみつからなかった、純金製の子供用の腕輪(もしくは足輪)。ずっと前に、中国南部の友人の出産祝いに香港で買ったものの、結局渡せなかったものだ。こういうものは、香港では「腕輪」というより、「●●グラムの金」であり、細工や形に一切の価値はなく、品物の重さとその日の金相場に従って価格が決まる。 一回金を売りに行って実感したが、こんなに容易に換金できるもので、今のところ地球上では普遍的な価値があるものは、そうそうない。株も外貨もすっかり目減りした今、私の財産の中で価値の上昇を続けているのは、この数グラムの純金だけだ。中国人はやはり財産についてシビアだ。貨幣を信用しない訳だから。
本当に国家秩序が崩壊するような出来事が起こったら、日本銀行券には価値はないだろうし、持っていても良いかも知れない、と売ろうかどうか、迷っている。
イザベラ [映画]
2006年頃の香港映画。原題も「イザベラ」だが、なんとイザベラは犬の名前だ。
返還前のマカオを舞台にやさぐれた中年の警官と、その娘の話。いきなり、中年の警官は、売春婦を娘と知らずに買ってしまうという、挑戦的な展開となる。役者も結構良いが、マカオが汚いのだが、その汚いところが魅力的な映像になっていて、良い。マカオって、そう言えば、リスボア(カジノ)か、例の広場と教会か、離島の小綺麗なホテルやカフェしか行ったことがなく、余り普通の人の住んでいる町には行ったことがなかったと気づいた。
王家衛の亜流のようには見えるが、商業ベースにはたぶん乗りきれない、こういう映画を撮る人がまだ出てきているのかと重うと、香港映画も捨てた物ではない。
伊豆市の野菜が根菜と芋ばかりの怪 [伊豆]
伊豆市が野菜の放射性物質を検査したという、結果がこれだ。ハイライト部分にご注目!
NDなのは分かったけど、基準値から根菜と芋が除かれているのにも拘わらず、何故根菜と芋ばかりを選んで検査した?重量物狙いうち?この表見ているだけで、失笑してしまう。 ちなみに、「3月18日」発表は「10月18日」と言いたいのだと思われる。
3月18日発表
伊豆市では、3月11日以降に市内で収穫し加工された「乾シイタケ」3検体と「野菜」4品目について放射性物質検査を実施しました。
検査の結果、測定値はいずれも国が定めた暫定規制値を下回るものでした。
検査結果
|
番 号 |
品 目 |
採取 |
核種別放射能濃度 |
|||||
|
放射性 |
放射性セシウム |
|||||||
|
合 計 |
セシウム134 |
セシウム137 |
||||||
|
1 |
乾シイタケ |
3月~ |
ND |
229 |
99 |
130 |
||
|
2 |
乾シイタケ |
3月~ |
ND |
77 |
34 |
43 |
||
|
3 |
乾シイタケ |
3月~ |
ND |
26 |
10 |
16 |
||
|
4 |
ジャガイモ |
5月 |
ND |
ND |
ND |
ND |
||
|
5 |
玉ねぎ |
6月 |
ND |
ND |
ND |
ND |
||
|
6 |
かぼちゃ |
9月 |
ND |
ND |
ND |
ND |
||
|
7 |
さつまいも |
10月 |
ND |
ND |
ND |
ND |
||
|
|
||||||||
|
国が定めた暫定基準値(野菜類) |
2000注 |
500 |
注 根菜・芋類を除く |
|||||
続・野菜難民中 [買い物]
みすみす放射性物質がついている食品と分かっていて、口にするのはイヤだ。
地場野菜を止めたため、未だに野菜難民中。
- スーパー 北関東ものが多くて買える野菜が少ない。国の暫定基準値がもっと厳しければスーパーで売っている北関東野菜も買うのだが、暫定基準値が甘い以上、実はその野菜に放射性物質は含まれていないのかも知れないが、避けるしかない。暫定基準値を甘くするということが、本当に農家の救済になっているのか怪しいものだ。
- 有機宅配野菜 震災前から使っていた業者は、基準値が甘いので頼めない。もっと厳しいところはあるが、鮮度のわりにコストがかかるので、最終手段として検討中。西日本の個別の農家などがやっているところは、WEBでちょっとみたら、どこも注文が殺到しているらしい。
- 農協などの野菜の取寄 新鮮だが、割高すぎる。それから、いつ配達されるのかが分からないし、何が入っているか分からないので、野菜が切れたり、過剰になったりして困る。
- 直売所 安全そうな地域の直売所まで買いに行くという案。つまり伊豆半島の西側とか南端とか。富士山の西側とか。神奈川とか山梨も。ドライブとして楽しめるならそれもありだけど、毎週は無理だ。
ほししいたけ(伊豆市産) [伊豆]
ニュースになったので。 (伊豆市産干ししいたけから基準値超えの放射性物質検出)
乾物と生の基準値が一緒なのであれば、乾物故の基準値越えに大きなニュースバリューはないと思うのだが、それよりも、伊豆の土壌汚染について危惧しない→農産物を検査しない、行政の方が問題だと思う。つまり、生椎茸にせよ、わさびにせよ、その他の野菜にせよ、伊豆産のものはもっと危機感を持って、行政が検査すべきだと思うのだ。熱海市の土壌汚染の検査結果を換算すると、最大値は㎡6万ベクレルを超えている。神奈川県までの航空機モニタリングの結果だと、熱海市に隣接する湯河原でも1万ベクレル以下とされているが、どの程度正確なのか、疑問がわく。㎡6万ベクレル超えって、この地図だと濃い青になるはずなのに。
うちにあった伊豆市産乾し椎茸。残念なことに震災前に買ったのか、震災後に買ったのか、全く記憶がない。もちろん、この椎茸が今回、基準値を超えたと報道されているものと、関係があるのかどうかも不明。そんなことより、震災後も伊豆の生椎茸をがんがん食べていたことの方が心配だ。
天の湖 高橋たか子 [本]
ブックオフの100円コーナーで発見して買った。高橋たか子の若い頃の作品はほとんど読んだように思っていたが、読んだ記憶がなかった。ひょっとしてすごい掘り出し物かも、と思ったが、つまらなかった。
「誘惑者」の翌年に出されたというが、やたらと技巧的というか「机上で作った」感が強くて、鼻につく。生気のない秀才の美青年と凡庸なその兄、さらに美青年をモデルに絵を描く中年の女性画家が主な登場人物で、「純文学」臭い会話を繰り返す。解説には評論家が「完成度が高い」「均整がとれた」というような趣旨のことを書いていたが、そうとでも言うしかない。つまり、迫力がないのである。たぶん、読んだけれども忘れたのだろう。そういう作品だった。
本にこの文庫も含めた新刊紹介のパンフが挟まっていて、その中に高橋たか子の顔写真もあった。 髪を後ろでまとめたきりっとした美人。そういえば、高村薫に似ている。
食品放射性物質検査の不思議 [あれこれ]
どの地方の食品が安全か、どの食材なら安全かを知る手がかりにするために、農林水産省の食品放射性物質検査の結果を時々見ている。
これを見ていると不思議なことがある。最近牛肉の検査結果が非常に多いのだが、例えば宮城県が実施した宮城県の牛肉の検査結果では、放射性物質はほとんど検出されない。ごくまれに、検出されたとしても10とか20(Bq/Kg)とかの値だ。これだけ見ると、東北の牛肉を買っても、そんなに大量に食べるものではないし、まず安全だと思える。しかし、東京都や神奈川県など他県が宮城県産の牛肉流通品を検査すると、しばしば3ケタの値が検出されている。(他の一部の県産牛も同じ)。私だったら、買わない数値だ。これは何故なのだ。検査に操作が加わっているのか、流通品と屠殺場検査のタイムラグのせいか、はたまた牛肉の水分が流通過程で飛んでいるせいか?
不思議なことだが、その原因を追及するよりは、検査結果を信用しなければよい、という態度をとった方が安全で早い。それでも、インターネットの普及で、こういう国などの機関が持っている情報に容易にアクセスできるようになり、結論としては、「信用できない」であっても、判断材料が多少なりとも提供されるようになったということは、世の中が変わったと思う。私が子供のころだったら、テレビと新聞しかなかったのだから。
アキバヨドバシ [買い物]
仕事で秋葉原に行ったので、ヨドバシカメラに行った。デジカメの売り場で、ペンタックスのQを見て、「もう少し安くなったら買おう。」と思い、パソコンの売り場で夏モデルのモバイルパソコンが安かったので、思わず衝動買いしそうになった。
あの広さはすごい。大井町のヤマダ電機も面積的には広いが、活気が全然違う。楽しい。今度家電を買うときにはここで買おうと思った。
これ欲しい! [買い物]
夏の必需品、防水デジカメが壊れたので、早速新しいものを買った。ペンタックスが壊れたので、今度はオリンパスを。外観は全くつまらなかったが、必需品だったので仕方なかった。
壊れたこのデジカメの見た目、大変気に入っていた。
で、デジカメ情報をいろいろ見ていたら、こんな製品があるのを発見した。ブロックを動かして遊べるらしい。欲しい。使わずに飾っておきたい。生産終了品だが、まだ売っている。本気で買おうかどうか迷ってしまう。
こういうのも好き。
これは新製品らしいが、これも好き。
以上、全部ペンタックスなのだ。別にマニアじゃないけど、何でHoyaやリコーに次々買われるのか、国内シェアがとれないのか、マーケティングが下手なのかなあ。
ラピスラズリ 山尾悠子 [本]
若いころに優れた幻想小説を書き、その後長い間沈黙していた、山尾悠子の最近(といっても2003年刊)の作品。
作品集を読んで、ごく初期のものが一番良いと思っていたので、実はどうかと思っていたのだが、力作だった。いくつかの編に分かれていて、独立した世界の設定であるが、それぞれが繋がっている。ただ、一番長い「竈の秋」という編が、かなり物語的ではあるのに、分かり難く、ついていけなかった。そして、「竈の秋」は冬眠をする上流階級人たちと、その使用人たちが暮らす館を舞台にしているのだが、この世界観とイメージが、若干、「タイタス・グローン」(マーヴィン・ピークのファンタジー小説)に似ている、と思った。この「壮大なファンタジー3部作」と言われるものは、私は漸く最初の「タイタス・グローン」だけを読み、余り面白くなかったので、続きを読むつもりはないが、大きな城だか屋敷の中で、支配階級とそうでない人たちが、蠢いている話なのだ。例えば細かい所を取り上げると、「竈の秋」に支配階級である双子の老婆というのが出てくるが、たしか、「タイタス・グローン」にも、屋敷の主人の親族に、双子の老婆がいたように思う。
と言うわけで、「力作」ではあったし、部分的に気に入った所もあった(最初の「銅販」の編と最後の「青金石」の編)だが、「竈の秋」が長すぎたので、楽しくなかった。でも、まだまだ書けると思うので、今後の作品にも期待したい。
野菜難民中 [買い物]
ずっと週末に伊豆の直売所で野菜を買っていたのだが、放射能汚染が怖いので止めた。で、野菜はスーパーで調達していたわけだが、そうすると、料理をする意欲が著しく落ちることに気がついた。ぴちぴちの旬の野菜だと、どうやって料理して食べようか、というのが楽しみだったのだが、スーパーのへとへとの野菜だと、はっきり言ってどうでもよい気分になるのだ。
そこで、産地の明らかなところから取り寄せれば良いのだ、と考えて、西日本のある農協から野菜の詰め合わせなるものを買ってみた。注文して数日ですぐに届いた、その中身は、
ゴボウ1束、ほうれん草(少量)、大根葉(少量)、ナシ2個、タマネギ小4個、カボチャ小2個、トマト小4個、ナス4本、キュウリ4本、里芋1袋・・・・これで送料込みで4000円超え。高い!直売所から直送されたものらしいが、直売所価格では売値はどう高く見積もっても2000円にいかない。しかし、某地の直売所ではこんな少量のほうれん草が一束として売られているのだろうか、スーパー並だ。有機野菜の宅配も使っていたことがあるが、それに近い割高感である。
でも、もう一回今度は別の地域のものも試してみるつもり。それでだめなら、有機野菜の宅配を再開するかなあ・・・。
熱海市の土壌放射能汚染 [伊豆]
今日、熱海市が土壌放射能濃度の測定結果を発表した。伊東市の700bq/kg超えは密かに何かの間違いではないかと思っていたら、最大値が熱海市では、なんとセシウム134と137の合計が1,018bq/kg。これがどのくらい危険な数値なのか、正直専門家でない私には分からないが、私の実家のある東京都品川区では、最大値が184bq/kgである。 農地土壌の検査結果と較べると、栃木県北部並の汚染度である。
つまり、熱海は東京より汚染されたらしい。実は、地場の野菜を食べるのは1ヶ月くらい前から止め、スーパーで西日本や北海道産の野菜を買っている。 先週熱海の海で釣ったカワハギも干物にして冷凍してあるが、止めた方が良いのかも知れない。いつか、誰かが調べたりして、伊豆の野菜や魚を実は食べてはいけなかった、ということになってからでは遅い。大変な世の中になったものだ。






