冬そして夜 SJ・ローザン [本]
ミステリばかり読んでいるのは、正月休み用に気楽な本を買い込んだから。外商でお会計をするとき、学術的な高そうな本が積み上がっている横で、文庫本ばかり買うのは恥ずかしかった。学者の先生は研究費とかであんなに格好良い本を沢山買って、そういう本に囲まれて暮らせるのだろうか。羨ましい。今から学者になろうなかっ・・・・て、専門が違うから、退屈な専門書に囲まれるだけだ。素敵な本に囲まれるには、作家にでもなるしかない。しかし、悲しいかな私の想像力は小学生のころ四谷大塚進学教室に通っている間に枯れてしまったのだ。
これはアメリカを舞台とした私立探偵小説で、シリーズものらしい。フットボール至上主義の体育会系な東部の町が主題となっていて、体育会系嫌いの私にはとても楽しめた。「試合」「練習」が警察の捜査よりも優先されるムラ社会のばかばかしさが徹底して描かれている。日本でいうと、警察とか検察とかが体育会系組織の典型で、私の嫌悪の的である。2人でパートナーを組んでいる私立探偵が交互い主人公になるシリーズだというが、この作品では、中年アングロサクソン男が主人公だが、相棒は、少なくともこの作品の中では、非常に格好のよい中国人女性だ。他のシリーズも読んでみようと思う。







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