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静岡茶は安全か? [伊豆]

静岡県のHPで茶葉の放射線量の測定結果が公表されている。しかし、情報が足りない。静岡県東部では、伊豆市の測定結果しか公表されていない。伊豆市はどちらかというと伊豆半島中央の山にあり、静岡県の茶の栽培地で、最も原発事故の影響を受けていそうな場所ではない。空気中の放射線の測定値から推しても、おそらく茶葉で最も影響を受けているのは、天城山を越えない、伊豆半島東側の沿岸部だろう。荒茶を測定すると基準値を超えそうだから、検査を拒否するのと同様に、基準値を超えそうだから、「ぐり茶」が有名な伊東市の茶葉を測定しないのだろう。ちなみに、基準値を超えそうだから荒茶を測定しないというのも、合理的ではない。測定した上で、「こういう理由だから安全だ」ときちんと説明できればよいのではないか。これだけの測定結果をもってして、知事は「静岡茶の安全性をPRしたい。」と言っているらしいが、責任はとれるのだろうか?伊東市の茶葉が想像以上に汚染されている可能性には目をつぶるのか?

「風評被害」という言葉も、使い方がおかしい。「風評被害」というのは、本来は問題がないのに、噂や印象により根拠なく問題があるように思われることによる被害をいうはずだ。福島産の食品が買い控えられることは、本当に「風評」被害なのか?放射線物質はゼロと証明でもついているのであれば、それが買われないことは風評被害だと思うが、証明されていない個体について「放射性物質が含まれている可能性」を根拠に買い控えられること、または「暫定基準値の信用性に疑いがある」ことを根拠に買い控えられることは、「風評被害」ではないと思う。安全性に対する客観的な疑いが少しでもあるのであれば、それは「風評」ではない。例えば、静岡県が検査をしていない伊東市の茶葉が、売れなくなったらそれは本当に「風評」被害なのか?買わない消費者が責められるべきなのか?ということだ。

では、次に「安全」と言われている伊豆市の茶葉は、本当に安全なのか?これは専ら、基準値の設定が信頼できるかという問題なので、WHOなどの基準を探そうとしてみた。ところが、なかなか出てこない。ガイドラインも見つかったが、前提が多すぎて、どう判断してよいのかわからない。ベクレルと物質ごとのシーベルト換算も面倒くさい。結局、WHOのこのFAQを信用することにした。これによると、WHOの飲料水水質ガイドラインは10ベクレル/リットルである。このガイドラインは、日常での飲用を前提にかなり保守的に設定されている、と書いてある。(ちなみに、WHOのガイドラインによると飲料水による年間線量0.1ミリシーベルトまでの被曝による健康被害のリスクは少ないと書いてある。)静岡県のHPで公表されている測定結果のうち、伊豆市、小山町、静岡市清水区の飲用茶は、セシウムにおいて、この10ベクレル/リットルを上回っている。(セシウム幾つなのか、何故かHPには明らかにされていない。)伊豆市は14なので、WHO基準の140%だ。これで、本当に知事は胸を張って、「静岡茶は安全」と言えるのか?

地元野菜を食べつつ、お茶を飲まない行為には矛盾があるかもしれないが、リスクは分散させなければならない。つまり、地元野菜を食べ続けるのであれば、スーパーで買うお茶は地元産を避けることにする。とりあえず静岡県東部産の新茶は買わない、その後は鹿児島のお茶でも買うしかない。


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コメント 4

plant

こんにちは。
「風評」や「静岡茶」について同感です。
情報不足なのに安全だと主張されるので、かえって不信感が募っています。
あと、お茶は産地の明記なくブレンドされることも多いそうなので、このままでは全ての日本茶を避ける羽目になるかもしれません。
by plant (2011-05-26 23:14) 

chojubai

Plantさん、コメントありがとうございます。静岡県に限らず、震災発生当初から政府の態度はまさに「情報不足なのに安全だと主張」するものでしたね。パニックを恐れていることは理解できるのですが、国民はそんなに愚かなのでしょうか?
by chojubai (2011-05-27 09:21) 

もっり

初めましてもっりと申します、少しばっかりお茶を生産しております
伊豆市のお茶の安全性の情報が無くて検索辿り着中きました。
荒茶の規制値が500ベクレルで静岡茶の高い地区で385ベクレル出ています、わずか115ベクレル及ばないだけです、しかしローカルのテレビ局では
国の基準を下回りましたとか検出されませんでしたとかの隠匿はなんだろう、今日テレビで靜大教授?が1000ミリシーベルと摂取するとしたら1.5tの
お茶を飲み続けなけばならないと言っていたが計算すると1500÷365=
1日/4Lあながち不可能な数字ではない それよりお茶以外の放射能を摂取する可能性が現在多分あるのだから 水道水についても汚染当初いち早く市役所にといあわせたのだが測定はしていない県のHPを参考にと言う返事だったが他所のものばっかりだった。

やっぱりかと言う事ですが御ブログにて東部伊豆市の情報が知れて良かったです 本当に国、自治体、御用学者の言う事は信用出来ませんね
ちなみに私はどうも危ないと予期し従来5月初に行う茶葉収穫はしませんでした。

by もっり (2011-06-08 18:22) 

chojubai

もっりさん、こんにちは。お茶の生産者の方は本当にご心配なことだと思います。WHOのガイドラインなどを見ると、要するに口から入る放射性物質の内部被爆の影響というのは、今まで誰が検証したわけでもなく、「よく分からない」のが実情なので、WHOは保守的な立場をとっているのだと感じました。でも、科学的に「よく分からない」のであれば、暫定規制値以下であれば安全かどうかは怪しいと思っています。

ところで、伊東のぐり茶というのは、伊東市産の茶葉を使っているのではないようです。ぐり茶の杉山製茶のHPに自主検査をしていることが書いてありました。消費者が賢くなれば、売り手側は自主検査をせざるを得ないでしょう。

それにしても、熱海市に隣接する神奈川県湯河原町で基準値超しているのに、伊豆東部の茶葉を調査しないというのは、静岡県は「安全」よりも「経済」を優先させるのだなあ、とあきれています。
by chojubai (2011-06-09 09:33) 

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