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オーロラの向こう側 オーサ・ラーソン [本]

スウェーデンのミステリ。シリーズもので、3作目を読んで面白かったので、1作目であるこの作品を読んだ。


主人公は、首都の一流法律事務所で働くタックスロイヤー。出身地である北部で起きた殺人事件に否応なく巻き込まれて、という話である。たぶん、スウェーデン北部地方の、都会からみたエキゾチックさなどが、私には理解できないところもあって、その辺の面白さというのはよくわからない。ただ、主人公が、歓迎されない(嫌われている)人々の間に帰って行って、彼女を嫌っている人たちが、彼女の高価なコートや靴を見ていた、というような描写が、小気味いい。彼女が高価な服を身に着けているから、それが「見返した」ことになるのではなくて、挑戦して、都会での厳しい仕事をし、その対価として高収入を得たことは、彼女の選択の結果である。彼女は負け続けていないということだ。


話の展開は暴力的に過ぎるようにも思われるが、この主人公の女性がかなりよく描けている。作者が女性ということもあるのだろうが、女性警官など、概して女性の登場人物にリアリティがある。そして、被害者遺族である彼女の旧友の、真の姿が最後に再確認されて、こういう人はときどきいるよね、簡単な小説じゃなかったね、と思わせる。


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